ロシアの新しい地下鉄の駅を視察する、プーチン大統領
今月30日、ロシア連邦大統領のウラジーミル・プーチン氏がモスクワ市長セルゲイ・ソビャーニン氏と共にロシアのモスクワ郊外に完成した地下鉄新駅 “Novokosino” の視察を行いました。この“Novokosino” 駅はモスクワ地下鉄186番目の駅で、モスクワの中心から遠く東に離れた郊外に位置する駅です。隣駅の“Novogireyevo”とは約3.5km離れ、今回の開通によってモスクワ東部の衛星都市へのアクセスが向上するとのことです。プーチン氏は、新駅と新路線の開発はモスクワ中心部の交通渋滞を緩和するために大切なことであると述べ、2020年までに70の地下鉄の駅を運営していく計画を進めています。
モスクワでは2010年3月に地下鉄サコーリニチェスカヤ線のルビヤンカ駅と、パルク・クリトゥーリ駅の2箇所でチェチェン分離独立派(チェチェン・イチケリア共和国)やカフカス首長国関係のテロ組織によるとみられる爆破事件が発生しました。この事件では死者37人(犯人2人をあわせると39人)、負傷者は100人以上に上ると発表され、当時は首相として東シベリアを訪問していたプーチンは、事件の一報を知ると「テロ実行犯は必ず壊滅される」と報道陣に語っています。プーチン氏はテロ撲滅に対して強い思いを持っており、今回の視察もテロ対策の一環を兼ねたものであると考えられます。
モスクワ地下鉄爆破テロ(2010年)――2010年のモスクワ地下鉄爆破テロは、同年3月29日午前8時ごろ(現地時間)ロシアの首都モスクワのモスクワ地下鉄の2つの駅で起きた自爆テロのことである。
文責:しょぼん少佐
出典:http://eng.news.kremlin.ru/news/4340
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