IKEAがサウジアラビアの同社広告で女性モデルをイレースする
世界最大の家具販売企業IKEAが、同社のサウジアラビア向けの広告で女性モデルだけを画像処理で消去していたことにたいする謝罪を行いました。同社の広告は世界中で批判が起こっており、それを受けて今回の謝罪に至ったということです。IKEA発祥国であるスウェーデンの貿易担当大臣は「サウジアラビアでは男女平等を実現するには大変であることを表す悲しい例」「現実の女性は消せない」「もしサウジアラビアが女性の社会進出を阻むようであるならば、それは彼らにとって知的生産力の半分を失うようなものだ」とスウェーデン新聞の取材で述べました。
イケア(IKEA)は、スウェーデン発祥で、ヨーロッパ・北米・アジア・オセアニアなど世界に出店している世界最大の家具販売店。家具といったらイケアというほど世界では浸透している。その理由は低価格、デザインのよさ、アフターサービス面のよさなど。売上高は173億ユーロ(2005年9月1日 – 2006年8月31日)。製造部門の子会社であるスウェドウッド、サービス部門を統括するイケアサービス、デザインや商品企画などを担当するイケア・オブ・スウェーデン他、各国の販売チャンネルなど多くの子会社を抱え、「イケアグループ」と呼称される企業体を形作っている。2012年現在は、オランダ南部の都市ライデンを本拠地とする財団法人スティヒティング・インカ・ファウンデーション(創業者イングヴァル・カンプラードの創設した基金)が、イケアグループ全体の親会社であるインカ・ホールディングを所有している。家具にはスウェーデン語の名前がついているのが特徴。郊外に「イケアストア」と呼ばれる大規模な店舗を構える方法で展開している。ロシア進出の際には、ドキュメンタリー映画が撮影された。
翻訳:しょぼん
出典:No females allowed! IKEA under fire for deleting pictures of women from its Saudi catalogue