乳がん検診キャンペーンでピンク色にライトアップされるロンドンの街並み
10月1日から一か月間、イギリスのロンドンの有名な観光スポットがピンク色にライトアップされます。これは乳がん検診啓発のためのキャンペーン活動で、バッキンガム宮殿やネルソン記念柱、ロンドン塔、タワー42など、首都の顔ともいえるスポットがピンク一色に変貌します。乳がんという重病の社会的認知と、それを予防するために有効である検診を啓発するためのアクションは、イギリスだけではなく世界の主要都市にも拡大し、ニューヨークや東京でも見られました。乳がんキャンペーンの最高経営責任者(CEO)のバロネス・デリス・モーガンさんはこの活動の趣旨を以下のように語っています。「イギリスでは毎年1万2000人以上の人々が乳がんで死亡しています。さらに何百万人もの人々とその友人、大切な人が乳がんになる可能性と共に今日を過ごしています」「診断と治療の進歩によって状況は改善されていますが、それでもやれることはまだまだたくさんあります」「この10月を通してピンク色のものを着たり、購入したりして、このキャンペーンをできるだけ広めて、周りの友人や家族に乳がんの初期症状の啓発を促すことができます。すべての行動が我々をこの病気の撲滅へと導くのです」
乳癌(にゅうがん、英: Breast cancer)は、乳房組織に発生する癌腫である。世界中でよく見られる癌で、西側諸国では女性のおよそ10%が一生涯の間に乳癌罹患する機会を有する。それゆえ、早期発見と効果的な治療法を達成すべく膨大な労力が費やされている。また乳癌女性患者のおよそ20%がこの疾患で死亡する。
ロンドン塔
巡洋艦ベルファスト記念艦
ネルソン記念柱
ヴィクトリア記念堂
サマセットハウス
トレイターズ・ゲイト
タワー42
バッキンガム宮殿
ロンドン夜景 ピンク色のものが小さく見えます
東京タワー
スカイツリー
エリザベス・ハーレイさん(NYのエンパイアステートビルにて)
ゾーイ・ハードマンさん(ロンドンのタワー42にて)
出典:Painting the town pink: London really glows for it at the start of breast cancer awareness campaign