まるで宇宙からの侵略者!? キリンゾウムシの不思議な姿


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 身体に不釣り合いな長い首と6本の足、赤い背中以外は漆黒のように黒く、まるで宇宙からの侵略者か、工事現場の建設用クレーン、もっとかわいく見ればキリンのように見えなくもない不思議な姿…。この動物はれっきとした地球に住む虫です。特に数が少なく、絶滅の危機に瀕しているわけではないのですが、2008年にマダガスカルで発見されるまで存在を知られていませんでした。この長い首は餌をとるために使うものではなく、雌をめぐって雄同士で闘うときの武器として使ったり、巣を作るときなどに使われるそうです。そのため雄の首は雌のそれより2~3倍の長さがあります。また、背中の赤い色は天敵への警戒色でありますが、毒などは特になく、植物の葉を食べるおとなしい虫のため、人に危害を加えることはありません。「今まで撮影してきた虫の中でいちばん奇妙な虫だよ。本当に撮影できてよかった」と、この写真を撮影したのはロシア人の野生動物写真家ニコライ・ソツコヴさん(29)は嬉しそうに話しました。



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地元のマダガスカルでは切手にもなっています。




翻訳:しょぼん
出典: Ready for a fight: The incredible giraffe weevil that uses its neck as a weapon