韓国人現代芸術家の作品がものすごい
韓国人の芸術家Seo Young Deokの新しい作品が発表されました。この芸術家は一年前にも似たような作品を発表しています。バイクのチェーンやリングなどの単純な繰り返しからなる工業製品を用いて人体を模写する彼の作品は、人類が文明の発展と共に感情を欠落し、冷たくて暗い雰囲気を持つようになったことを表現していると言われています。今回の作品は “瞑想Ⅴ” と “苦悶Ⅳ” で、それぞれの作品は人間は冷たくて硬直し、また壊れやすくて脆く、感情の起伏が激しい生き物であることを表現しています。彼の作品には人類が世界中で工業化の結果、モノを消費し続けるというテーマも加わっています。以下は今まで製作した彼の作品
この作品は約2.3mもあり、製作には1年以上、300万円以上かけて製作されました。使われた素材はバイクのチェーンです。
彼がこの作品を作るきっかけとなったのは、市場の人ごみや地下鉄、バスの駅など機械的なものを見たときで、強いインスピレーションを得たといいます。また仏教の仏像にもヒントを得ており、「私はアジア美を愛している」「だから私の作品の大きな特徴はアジア風の構成をとっているように見えることです」と彼は自分の作品についてこう述べています。
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