発情期のオス鹿が調子に乗って体重が一トンもあるバイソンさんに喧嘩を売る


article-0-158B736A000005DC-245_634x338



 誰にでも若気の至りというものはあります。思い出せば恥ずかしくなるような思い出も、年を取れば笑い話にできますよね。どうぶつの世界でも、若いメスの前ではついつい調子に乗りすぎてしまうようです。ポーランドのウストロンにある動物園で、発情期を迎えて血気盛んなオス鹿が、体重一トンもあるバイソンに喧嘩を売るという事件が発生しました。バイソンさんのタックルは畑などを耕す時に使われるコンバイン並にパワフルで、一トン以上の衝撃があるといわれています。動物園のスタッフによると、このオス鹿はメス鹿が見ている中、意気揚々とバイソンさんに近づき、バイソンさんの周りをぐるぐる回ったりしていました。短気なバイソンさんはちょっとおちょくられるとすぐ腹を立てる性格です。バイソンさんはオス鹿に離れるように警告しますが、発情期のオス鹿に怖いものなんてありません。バイソンさんの警告を無視してその場から一歩も動こうとしないのです。これにとうとうブチ切れたバイソンさんはオス鹿に攻撃をしかけます。オス鹿も立派な角で応戦しますが、次の瞬間、バイソンさんのコンバインアタックで吹っ飛ばされたオス鹿はぬいぐるみのように空中に投げ飛ばされ、彼の短い生涯に幕が閉じられました……。動物園のスタッフは「発情期のヤツらは何しでかすかわかったもんじゃねえ。半端なく攻撃的になるんだもん、おっかねえよ。でも、こういうことは野生の世界ではよくあるんだよな」と語りました。

アメリカバイソン(Bison bison)は、動物界脊索動物門哺乳綱ウシ目(偶蹄目)ウシ科バイソン属に分類されるウシ。別名アメリカヤギュウ。体長240-380cm。肩高200cm。体重500-1100kg。メスよりもオスの方が大型になる。成獣は頭部や肩部、前肢が黒や褐色の長い体毛で覆われる。オスは最大で50cmにもなる湾曲した角を持つ。幼獣ではこの上半身の体毛は伸長していない。肩部は盛り上がり、オスでは特に著しい。









article-0-158B735E000005DC-647_634x418


article-0-158B7372000005DC-99_634x411

article-0-158B736A000005DC-245_634x338

article-2219053-158B7376000005DC-418_634x376

article-0-158B7382000005DC-952_634x346





翻訳:しょぼん
出典: Rutting stag goes head to head with a one-ton bison and pays with his life