【閲覧注意】タイってこんな国だったっけ? 刃物や銃を無理やり頬っぺたに突き刺す奇祭が開催される
タイ王国プーケット島で古くから続く華僑移民たちの祭り “野菜祭り” が今年も開催されました。華僑の暦で9番目の月の間、プーケットの人口の三分の一を占める華僑たちは肉食や性交渉、アルコールなど世俗的なものを避け、そしてこの祭りに熱狂します。何千人もの人々がこの祭りを見るために毎年島にやってくるそうで、youtubeにはこの祭りの様子を撮影した多くの動画がアップロードされています。
彼らはこの痛々しい儀式をすることで悪霊を集落から追い出し、幸運を呼び込むことができると信じています。頬っぺたに凶器を突き刺す他にも、ヘブン状態の華僑たちは裸足で焼けた石炭の上を歩いたり、足を置くところに鋭利な刃がついた梯子を昇ったり、熱せられた油の風呂に入ったりすることも行います。彼らはトランス状態に入ることで超自然的な力や能力を身に着け、このような拷問に耐えることができると信じているようです。
しかし身体を欠損するような激しい荒行に耐えられない人には、別の方法で悪霊を追い払う手段が確立されています。祭りの最終日に花火が打ち上げられ、この花火の音でも悪霊を追い払うことができるのです。お手軽ですよね。
もともとこの祭りは1825年に華僑の劇団がタイにやってきたとき、劇団員の一人が熱帯病に感染、生死の淵をさまよっているとき、神に救いを求めるため、肉食をやめて菜食に転じた結果、快復したという言い伝えによってはじまりました。要するに野菜を食べようという趣旨の祭りであると言えます。
プーケット県(プーケットけん)はタイ・南部にある県。タイ国内の県としては唯一の島である。隣接する県はないが、パンガー県と橋でつながっている。その風光明媚さから1980年代以降世界的な観光地となっており、世界各国から年間を通じ多くの観光客を集めている。
翻訳:しょぼん
出典:Hard act to swallow: Brutal rituals of festival goers who force knives and guns through their own CHEEKS