自宅の裏庭に第一次世界大戦で使用されていたのと同じ構造の塹壕を作った元歴史教師
イングランドの南東部サリーに住む元歴史教師のアンドリュー・ロバートショウさんは自宅の裏庭を第一次世界大戦の時にイギリス兵が使用していたのと同じ構造の塹壕に変えてしまいました。アフガニスタンから帰還したばかりの兵士や友人などのボランティア30名とともに、土砂を200トン移動させ、トンネルを掘り、有刺鉄線を張り巡らせ、周囲を木材やトタンで囲むなどの作業の結果、長さ19mの塹壕を自宅の庭に完成させました。歴史ファンなどと共に軍服まで再現し、ライフル(空砲)や食料などを持ち込んで24時間塹壕の中で生活するイベントなどを実施しているそうです。ロバートショウさんによると、自分たちの先祖がどれだけ過酷な状況下で戦ってきたのかを後世に伝えたいと思ったことが、この塹壕を作る動機であったといいます。ロバートショウさんはこの塹壕づくりとそこでの生活で得た経験、歴史学者としての知識などをもとに来年 “戦闘の中の24時間” という本を出版するそうです。
塹壕(ざんごう、英: trench)は、戦争で歩兵が砲撃や銃撃から身を守るために使う穴または溝である。野戦においては南北戦争から使用され始め、現代でも使用されている。日本陸軍では散兵壕(さんぺいごう)と呼んだ。個人用の小さなものはタコツボとも呼ばれる。戦闘陣地の一つ。
第一次世界大戦(だいいちじせかいたいせん、英語:World War I)は、1914年から1918年にかけて戦われた人類史上最初の世界大戦である。ヨーロッパが主戦場となったが、戦闘はアフリカ、中東、東アジア、太平洋、大西洋、インド洋にもおよび世界の多数の国が参戦した。第二次世界大戦が勃発する以前は、世界大戦争(World War)と呼ばれていた。あるいは大戦争(Great War)、諸国民の戦争(War of the Nations)、欧州大戦(War in Europe)とも呼ばれていた。当初には諸戦争を終わらせる戦争(War to end wars)という表現もあった。
ロバートショウさん
有刺鉄線まで
食事もここでとります
敵兵を迎え撃つシミュレーション
自然が豊かな裏庭です
戦闘のシミュレーションです
塹壕の中にはこのような部屋が3か所ほどあります
製作中の写真
第一次世界大戦当時の塹壕
( ゜Д゜) < 海外のミリオタは気合が違いますね。
翻訳:しょぼん
出典: The home front: Man builds 60ft-long World War I TRENCH in his back garden – and then invites history buffs round for re-enactment