Toyota GT86のCMが危険運転を容認しているようだとイギリスで放送禁止になる!!!
トヨタが自社製品であるGT86の宣伝のためにイギリスなどで放送しているCMが、危険運転を容認しているようだという視聴者からのクレームによって放送停止になりそうです。
トヨタ・86(ハチロク)は、トヨタ自動車が富士重工業(スバル)と共同開発し、富士重工業が生産、トヨタ自動車が販売するFRレイアウトのスポーツカーである。トヨタ・86の兄弟車として富士重工業からは一部仕様が異なるスバル・BRZが販売される。
CMの内容は近未来世界が舞台で、巨大なドーム状のコミューンで刺激のない生活をしているサラリーマンの男性が、怪しいお店の奥に隠されているGT86に乗ってコミューンからの脱出しようと試み、追っ手(警察?)からの追跡を激しい運転で振り切り、最後はコミューンの外壁を突き破って外の世界に向かって走り出すというものです。
追跡されているときに道路のゴミ箱のようなものを跳ね飛ばしたり、フェンスやコミューンの外壁をブチ破ったりなど、アクション映画のような表現がみられます。トヨタは英広告規制局(ASA)に、危険運転の容認や無責任な運転を煽る意図はなく、道路規制などに注意してこのCMを作ったと反論しています。また、常に運転者の制御下のもと走行を行っており、本人や他人に危害を加える運転ではないとのこと。そしてCMは仮想世界を舞台としているので現実世界でこのような運転を真似するのは不可能だとも付け加えました。
しかしながらASAは速度に関しては現実の道路でも再現可能なものであると判断し、無謀な運転を魅力的なものであるかのように演出していることも考慮したところ、このCMは無責任であり危険運転の容認ともとらえられるということで現在の形式での再放送はすべきではないという結論に達したようです。
イギリスは広告規制の激しい国であると言われていますが、改めてそれを感じさせる事例ですね。
( ゜Д゜) < 面白いCMだとは思いますね。
翻訳:しょぼん
出典: Banned for ‘condoning dangerous driving’: Toyota advert that shows driver smashing through glass window branded ‘irresponsible’