【閲覧注意】少女の背中に宿り、共に成長してきたかつての双子の片割れを切除する手術が行われる


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 中国北京の武装警察総合病院の
鵬教授の報告が世界の医学界の注目を集めています。11歳の少女の背中に宿った、かつての双子の片割れは少女の成長と共に大きく育ち、肩甲骨と胸部、腕と2本の指が確認できる状態です。このように双子の片割れが一方に吸収されたのちも存在し、栄養分などの供給を受けつつ共に成長していくことは極めて珍しく、500万人に1人の割合で発生すると言われています。


奇形腫(きけいしゅ、teratoma)とは2胚葉性あるいは3胚葉性成分を有する、すなわち最も高分化な胚細胞性腫瘍。良性の「成熟奇形腫」と、やや悪性傾向を有する「未熟奇形腫」がある。主として性腺に生ずるが、発生の過程で卵黄嚢から性腺に移動する途中で迷入した胚細胞に由来するものが、体の各部(ほとんどは正中面上)に生ずることがある。ヒトの卵巣に生ずるものはほとんどが良性の成熟嚢胞性奇形腫で、外胚葉成分、特に皮膚と皮膚付属器(毛髪、皮脂腺、汗腺)が大部分を占めることから「皮様嚢腫」(ひようのうしゅ、dermoid cyst)とも呼ばれる。ヒトの精巣に生ずる胚細胞性腫瘍はほとんどが悪性で、奇形腫の頻度は低く、奇形腫が生じた場合もしばしば、未熟奇形腫であるか、または高悪性度な他の組織型の胚細胞性腫瘍との混合型腫瘍である。ヒト以外の哺乳類については馬での報告が多く、豚、犬でも報告されている。これらの動物においては悪性のものは少ない。 







 


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 また双子の片割れが宿る部位は腹部の場合が実に80%にも及ぶのですが、頭部など他の部位に宿る例も稀ながら存在するそうです。しかし背中に宿る例は世界的に見ても今回が初めてとのこと。このため少女の背中は脊髄神経が変成し、先天的な神経障害を引き起こしています。
 鵬教授によると手術は無事成功したとのことですが、どのように少女から双子の片割れを剥離したのかはまだ明らかにされていません。



( ゜Д゜) < 人体は不思議だらけです。


翻訳:しょぼん
出典: 
Life-changing surgery for schoolgirl, 11, with an ARM growing on her back – and doctors think it belonged to her unborn twin