アメリカが日本に、TPP参加にはコメ含む全品目で交渉を求めたことに対する海外の反応
アメリカとのTPP交渉で、コメを含むすべての品目を対象とする必要があるとアメリカの代表者に求められたことに対する海外の反応をまとめました。
米通商代表部(USTR)のカーク代表は20日、日本が環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加を望むのであれば、コメを含む全品目について交渉する必要があるとの見解を示した。安倍晋三首相とオバマ米大統領による22日の日米首脳会談を前に、インタビューに応じた。カーク代表は、特定の品目を保護するという条件付きで「交渉を開始することはない」と言明した。TPP参加の是非をめぐり、安倍首相は22日の首脳会談で、争点のコメなどで完全自由化は回避できるとの感触を得たい考えとの観測も出ている。だがカーク代表は、TPP参加表明国は「すべてを交渉対象とする」決意だと指摘した。ただこうした問題については「戦うべき」とも述べ、コメなどを例外扱いとする可能性についても排除しなかった。日本のTPP交渉参加には、フォード(F.N: 株価, 企業情報, レポート)や全米自動車労組(UAW)から、日本が一層の市場開放に向け改革を進めなければ容認すべきでないとの声が上がっている。日本はすでに自動車関税を撤廃しているが、規制やその他の非関税障壁が輸入を排除しているとの主張だ。カーク代表は、フォードとUAWは韓国との自由貿易協定に強く反対していたが、最終的には意に沿う形で交渉し直すことができたことを指摘した。その上で、この経験を日本との交渉に生かし、自動車業界の懸念に対応できるかとの質問に「皆を満足させるとは言えないが、われわれは完全にオープンだ。自動車や農業分野の関係者と何度となく話し合っており、懸念を解消できないか見極めるために最善を尽くす方針だ」と語った。
アメリカが日本に、TPP参加にはコメ含む全品目で交渉を求めたことに対する海外の反応:
・日本の農家のほとんどがアメリカに比べて小規模零細農家だし、高齢化と跡継ぎ不足で将来に希望が無い。TPP参加は日本の食糧自給率をさらに引き下げる要因にしかならないだろう。
・日本のコメ農家はアメリカとのTPPで日本のコメ文化が壊れると思っているのだろうが、一番の問題は日本の若者がコメじゃなくてパンを食べるようになったことだ。
・コメ農家はそれほど大事なものだろうか?
・俺はカリフォルニア米を食べているが、日本のコメよりおいしいよ。確かに日本のコメのほうがおいしいと思う品種もあるが、香りや味に大きな違いはない。値段も安いしね。
・日本にとってコメは戦略物資だから。有事の時に他国に主食を頼ることは危険だ。
・日本も海外にコメを輸出すればいい。
・日本の農業は保守的だからな。
・日本は円安で輸入品が割高になっている現状、燃料費も上がっているのに食糧まで外国に依存するのは危険だと思う。
・いつかは必ず参加しそうだな。
・これを機会に農業制度改革を行えばいい。
翻訳:しょぼん
出典:U.S. says Japan must negotiate on rice to join TPP talks