ロンドン-シドニー間が2時間半で移動できる超高速ジェット機が開発される!
商用宇宙飛行機などを手掛けているヴァージンギャラクティック社が、ロンドンとシドニー間を2時間半でつなぐ高速ジェット機を公開しました。
ヴァージン・ギャラクティック (Virgin Galactic) は、ヴァージン・グループ会長のリチャード・ブランソンが設立した宇宙旅行ビジネスを行う会社である。
ヴァージン・ギャラクティック社は年500人の観光客を一人当たり25万ドルの料金で宇宙へ送る計画を立てている。飛行は弾道飛行で、大気圏と宇宙のおおよその境界とされる地上100kmを若干超える高さまで到達することになっている。完全な無重力になる時間はおよそ6分間を予定している。将来的には軌道上を周回する宇宙機の投入も計画している。2012年5月には連邦航空局 (FAA) より高度100kmの宇宙空間で試験飛行を行うための許可が交付されており、2013年4月にはロケットエンジンを使用した飛行試験を実施、高度17 kmまで到達した。年内には高度100 km到達させるとしている。
1960年代から2007年まで、100km以上の高さの宇宙に到達した飛行士は448人しかいない(ただしそのほとんどは地球を周回している)。ヴァージン・ギャラクティックは毎年これを超える人数の観光客を宇宙空間に送り込むことになる。
コンコルドに置き換わる次世代のスーパージェット機として注目を浴びています。
同社のオーナーであるリチャード・ブランソン卿は宇宙旅行用の飛行機を応用して今回のスーパージェットを開発したと言います。大気圏外の地球の軌道上を飛行するという同機は、地球の遠心力も利用することで信じられないほどの高速を出すことができるそうです。
その速度は秒速1,878mにも及び、17000km離れているロンドン-シドニー間を2時間半で移動できるとのことです。
翻訳:しょぼん
出典:London to Sydney in TWO hours: Virgin Galactic space flight technology could be used to build new generation of super jets to replace Concorde