太陽光だけで飛ぶ飛行機で世界一周を計画中で現在は中国に滞在、次は太平洋横断予定に対する海外の反応


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太陽光だけで飛ぶ飛行機で世界一周に挑戦している人がいます。

太陽光(たいようこう、英: sunlight)とは、太陽が放つ光である。日光(にっこう)とも言う。地球における生物の営みや気候などに多大な影響を与えている。人類も、太陽の恵みとも言われる日の光の恩恵を享受してきた。



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取材を受けるピカールさん

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 企画者はスイス人のベルトラン・ピカールさんで、今年の3月9日にアラブ首長国連邦のアブダビを出発し、日本時間の21日午前2時まで中国南西部の街、重慶に滞在していました。ソーラーインパルス2と呼ぶ太陽電池駆動飛行機に乗り、ミャンマーのマンダレーから中国の重慶まで飛行し、21日の午前2時から17時間かけて1190km先の南京まで向い、現在は南京に滞在していると思われます。
 航行は天候によって大きく左右されるので、いつ飛行するかは非常に重要な決断とのこと。まず機体がカーボン製で超軽量なため、時速7km以上の風が吹いている日や、太陽電池が発電しなくなる曇りの日は飛行しないそうです。そのため、重慶から南京まで飛行するのに、3週間も天候条件がベストの日を待たなければならなかったようです。

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飛行計画

 特に心配なのが、太平洋と大西洋の横断を迫られたときの出発日の決定です。中国の地方都市間を飛行するのに3週間も天候が良い日を待つ必要があったのですから、南京の次にハワイに向かうときの決断は大変なものとなるでしょう。計画としては「8月頃までに一周できたら」という目標のようです。

 彼らが搭乗するソーラーインパルス2は2010年に太陽電池だけで26時間飛行した旧型機の改良版で、翼と導体上部分に17000枚以上の太陽電池を搭載しているほか、夜間の飛行も可能なようにリチウムイオン蓄電池を積載しています。

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 機体の説明

 南京から次のハワイのホノルル空港まで無着陸で飛行する予定ですが、距離にして8172km、飛行時間はなんと5日間にも及ぶそうです。今回世界一周するにあたっての連続飛行時間は5日間が最長のようですが、狭いコックピットで5日間過ごすのはかなりの精神力、体力が必要となります。パイロットはヨガや自己催眠術を駆使して、5日間という時間をやり過ごす予定とのことです。

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コックピット内部の様子

 機内には重量制限のため、髭剃りも持ち込まないという徹底ぶりで、暖房器具も無く、排泄もコックピット横の小さい穴から行うそうです。
 ホノルルの次はアリゾナ州のフェニックス、ニューヨークのJFK空港、そして大西洋を横断し、北アフリカか南ヨーロッパのどこかに着陸後、最終的に出発地のアブダビまで戻るという予定です。
 計画のサイトから過去の航行の写真や現在のコックピットの様子を見ることができるようです。 
 太陽光発電は2050年には世界のエネルギーを支えるものになると予想されており、今回の計画も太陽光エネルギーの有効性を世界にアピールするためのものですが、無事に太平洋を横断できることを祈るまでです。


海外の反応:

・3週間も中国に滞在していたら、技術をコピーされるぞ。

・ちょうど重慶に着陸するところを見ていたよ。すごい興奮する計画だね。


‘Finally in the air again!’: Solar Impulse continues its round-the-world trip after being grounded for three weeks in China

Read more: http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3048686/Finally-air-Solar-Impulse-continues-round-world-trip-grounded-three-weeks-China.html#ixzz3Xxtz3GNO 
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