ハルクのような体のボディ・ビルダー・・・実際は薬品を詰めただけで、両腕切断、腎不全のリスクも


wdq


 ブラジルのカルダス・ノバスで暮らすロマリオ・ドス・サントス・アウベスさん(25歳)が、アメリカのマーベル・コミックに登場するハルクのような肉体を持っていると話題になっています。

インクレディブル・ハルク』(The Incredible Hulk)は2008年のアメリカ映画。マーベル・コミックによるアメコミ『ハルク』の映画化作品。2003年にアン・リー監督で『ハルク』として映画化されているが、人間ドラマに焦点を当てた事からヒーロー物としては高い評価を得られず、続編ではなくストーリー、スタッフ、キャストを一新し、リブート作品として製作される事となった。本作ではヴィラン(悪漢)としてアボミネーションが登場する。
本作の脚本には、主演のエドワード・ノートンも関わっているが、諸事情からノートンは脚本にはクレジットされていない。
映画『ハルク』に引き続き、今作でも原作者のスタン・リーがカメオ出演しており、テレビシリーズ『超人ハルク』等でハルク役を演じたルー・フェリグノがハルクの声を担当したほか、大学の警備員役でカメオ出演している。また、ブルースが怒りの感情を抑制するため師事する師匠として、格闘家のヒクソン・グレイシーが出演している。
映画のプロモーションの一環で、青森のねぶた祭りにハルクねぶたが登場した。







 彼はボディ・ビルダーで、上腕は周囲63.5cmもあります。地元では彼を“獣”や“怪物”と呼び、子供を近寄らせない母親もいるそうです。彼がこの肉体を手に入れたきっかけは、シンソールという油脂とアルコールの合成物質を腕に注射しはじめたことによります。

wadw

wqq
奥さんと息子さんと一緒にいるアウべスさん
 
dwqq
腕周りを図るアウべスさん

wweq

 
 アウべスさんは3年前に故郷のゴイアニアからカルダス・ノバスへ移り、そこのジムで大きな腕を持つ男たちと出会ったのです。「彼らは私にシンソールを紹介したのです。私はそれに夢中になりました。コントロールできなかったのです」とアウべスさんは語ります。
「一度やると、またやりたくなるんです。中毒ですね」
「筋肉は次第に硬くなり、注射針が通らなくなりました。そのため、雄牛に使うような特殊な針でシンソールを注射していました。」
「馬鹿なことをしている自覚はありました。でも、どうしても体を維持したかったのです」
 彼は、奥さんのマリサンジェラさん(22歳)には「時間が経てば元に戻る」と言っていたそうですが、実際はそんなことはなく、シンソールによって肥大した腕は恒常的な痛みを発するようになり、油脂の毒で彼の腎臓はほとんど壊れかけていました。

wqeqgyg
シンソールを注射する前のアウべスさん 左は警備員時代の写真。
 
 真実を知った奥さんは、シンソールをやめるか、私と別れるか選ぶように彼に迫ったそうです。彼は次第にうつ状態となり、自殺未遂で病院に入院させられ、仕事も解雇されました。このとき奥さんは妊娠6か月でした。
 彼はシンソールを止める決心をしましたが、彼の腕は硬直しており、医者からは両腕を切り落とさないといけないと言われたそうです。

シンソール(synthol)とは主に美容整形やボディビルの目的に使用される合成油脂であり、油脂が85%、リドカイン(痛み止め)が7.5%、アルコール7.5%で構成されているのが一般的ともいわれる。シントールと呼ぶこともある。
注射などの方法で肉体に注入することで筋肉や乳房などを大きく見せる効果がある。美容整形の観点からは、豊胸手術よりも安価であり胸の形も整えられ、ただの脂肪なので数年で効果が消えるとして支持する立場もある。だが副作用も報告されており、使用することで硬化性脂肪肉芽腫、肺塞栓、神経損傷、感染症、脳卒中などの可能性が高くなるという指摘もある。
限界量を守らずシンソールを限られた部分に集中して注入した結果として上腕部が破裂した例も報告されており、一種のパラノイアとして問題が取り沙汰されることもある。
そもそもシンソールで肥大した部分は筋肉でないためこうした手段はボディビル愛好家からは邪道として嫌われる場合もある。

 彼がここまで深刻な状態になったのは、彼のシンソールで肥大した肉体を賞賛する人々がいたのも原因の一つです。彼はパーティ会場でボディ・ガードの仕事をしていたとき、そこで女性に言い寄られ、服を脱いで筋肉を見せてと言われたそうです。また、小さな男の子が近寄ってきて、「映画に出てくるハルクみたい」と褒められ、いっしょに写真を撮ってほしいと言われたこともあるそうです。
 
ドラゴン アクションヒーロービネットシリーズ 1/9 アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン ハルク (塗装済キット)

 その後、医師は彼の腕にある硬直したシンソールを除去すれば、腕を切り落とさないで済むかもしれないと言っているそうです。
「二度とシンソールには手を出さない」
 シンソールを使用する人は私のようになるかもしれないことを気に留めてほしいと、彼は言いました。彼はまだボディ・ビルダーとしての夢は諦めていないそうです。今度は正しい努力をして理想の体を手に入れてほしいものです。


海外の反応:

・これは筋肉でなくて腫瘍に見える。

・馬鹿らしい。

・醜い。

・周りも途中で止めるべきだな。

・常識を注射したほうがいいんじゃないか。

・残念だけど、彼は二度とプロのボディ・ビルダーにはなれないよ。
 今回のことは、いい勉強になったと思うけど。

・見かけより強く見えないボディ・ガードなんて役に立たんだろう。

・虚栄心ほど人を誤らせるものは無い。

・解剖学を勉強してどこに筋肉がつくのか調べてから注射した方が良かったな。
 彼の体は明らかに不自然だ。

・精神病の一種だな。

The Incredible bulk: Bodybuilder risks his life by injecting oil and alcohol into his biceps in bid to become real life version of character

Read more: http://www.dailymail.co.uk/news/article-3066540/Bodybuilder-risks-life-injecting-oil-alcohol.html#ixzz3Z9IEmkYl 
Follow us: @MailOnline on Twitter | DailyMail on Facebook
 
ボディビルディング 2015年 06 月号 [雑誌]ボディビルディング 2015年 06 月号 [雑誌]


体育とスポーツ出版社

Amazonで詳しく見る by AZlink