フィリピン大統領が南シナ海で埋め立てを行う中国を第二次世界大戦当時のナチスと同じだと批判したことに対する海外の反応「ナチスと言うよりも大日本帝国に近くなってきている」
東京を訪れているフィリピンの大統領、ベニグノ・アキノ大統領が、水曜日、中国の南シナ海埋め立て問題について、第二次世界大戦のときのナチス・ドイツの拡大政策と比較し、中国を非難しました。
中国は、南シナ海の国際水域において大型軍用機が離着陸できる滑走路の建設を含む埋め立て計画を急ピッチで進めており、各国から懸念の声が上がっています。
都内で開かれた国際交流会議「アジアの未来(Future of Asia)」に出席したアキノ大統領は、中国の脅威とそれを抑制する米国の役割に関する質問を受け、「真空状態が生じて、例えば超大国の米国が『わが国は関心がない』と言えば、他国の野望に歯止めがかからなくなる」と回答しました。
さらに、「私は歴史学を学んだアマチュアにすぎないが、ここで思い出すのは、ナチス・ドイツがさぐりを入れていたことと、それに対する欧米諸国の反応だ」と述べ、第2次世界大戦(World War II)勃発の前年にナチス・ドイツがチェコスロバキア・ズデーテン(Sudetenland)地方を併合した際、「誰もやめろと言わなかった」と指摘しました。
海外の反応:
・アキノは正しい。中国は社会主義と言うより、ファシズムの国家だ。
・中国の対外政策は自分の足を銃で撃つようなものだ。南シナ海の問題で、近隣諸国と対立を深めているが、本来、緊密に連携していくべきアジアの諸国に対して確執を作り上げ、中国のためにならないことばかりをしている。
・ナチスに例えるのは間違いだな。やっていることが全然違う。大統領はもう少し歴史を勉強した方がいい。
・ナチスと言うよりも、大日本帝国に近くなってきているな。
・アキノ大統領は中国のことよりも、フィリピン国内の労働問題をしっかりと解決しろよ。どれだけ多くの国民が劣悪な環境で働かされていると思っているんだ。南シナ海なんて気にする暇があるなら、自国の失業率についてもっと考えろ。
・日本を中心に対中国包囲網を築き上げ、中国を孤立させるべきだ。日本はアジアの諸国の大国の代表として、中国と交渉する義務がある。
・最後はアメリカが中国を粉砕する。
Aquino compares China to Nazi Germany
http://www.japantoday.com/category/politics/view/aquino-compares-china-to-nazi-germany