23世代にもわたり墓守をしてきた一族、世界遺産登録で墓守を辞めさせられる!


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先日、国際連合教育科学文化機関の第39回世界遺産委員会で、世界遺産リストに登録された土司の墓地を23世代にわたって代々守り継いできた墓守のチン・グォさん(51歳)が、職を失うかもしれない危機に瀕しています。






 


 土司とは、13世紀の中国王朝が少数民族の支配者に授けた特別官職の総称です。
 グォさん一族は23世代にもわたってこの墓を管理してきました。地元の政府から毎月1,200元(日本円で24,000円程)の手当てを貰っていたそうですが、今回の世界遺産の登録で中央政府が専門の管理業者に委託することにしたそうです。それは世界遺産に登録されることで観光客が急増することが予想されるため、警備員を配置したり、観光用に整備しなおす必要があるからとのこと。グォさんの主な仕事は墓の掃除や除草などで、これらの仕事は新しい管理会社にとって変わられるため、グォさんの仕事は無くなるというのです。

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 グォさん一族の墓も、この遺産群の中にあるそうで、彼はできればこの仕事を続けていきたいと訴えています。以前と同じような墓守の仕事は不可能でも、観光案内人などを務めることができればと考えているそうです。

海外の反応:

・大した仕事をしていなかったんだろうよ。

・かわいそうなオッサン。

・23世代にもわたって管理してきたのか。凄いな。

・23世代も続いたグォさん一族の方が、文化遺産より凄いわ。

・廃墟みたいなところでも、世界遺産に登録された瞬間に金の亡者が群がりはじめるからな。


Chinese imperial tomb guardian whose family have watched over ‘royal’ graves for 23 generations is forced to retire after mausoleum becomes World Heritage Site 
http://www.dailymail.co.uk/news/peoplesdaily/article-3177583/The-imperial-tomb-guardian-family-watching-royal-graves-23-generations-forced-retire-historic-mausoleum-World-Heritage-Site.html