手術中のBGMはロックもダンスありで医者がノリノリ?!

医者がBGMを聴きながら手術をする光景をドラマや映画でご覧になったことがあるのではないでしょうか。
手術中のBGMは、医者やスタッフの集中力を高める効果があるらしいのですが、音量が大きすぎてスタッフ同士の指示伝達、コミュニケーションに支障をきたすという問題が浮上しているそうです。
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1914年、手術を受ける患者の不安を少しでも軽減しようと、はじめてBGMを流しながら手術がおこなわれました。
昨今の手術では、患者は手術室に入る前に麻酔を打たれて手術中は意識がない場合が多いので、BGMは患者のためというよりは、手術医とスタッフのためのもので、手術室によってはMP3やスピーカーが設置してあるところもあるのだとか。

手術中のBGMがどのように流され、音量はどのようにコントロールされているかなどの様子を知るべく、手術室にカメラを設置し調査が行われました。
調査によると20件おこなわれたの手術のうち音楽をかけながら手術が行われたのが7割。
BGMは気分をリラックスさせてくれるクラシック音楽かと思いきや、ドラムやベース、ビートのきいたダンスミュージックだったり、お気に入りの音楽になるとスタッフが音量をあげたり、曲が変わって突然大音量になったり。

大学生を対象におこなわれた調査では、音楽を聴きながら暗記しようとする学生は、音楽を聴かず静かな環境の中で暗記した学生よりも勉強の成果が悪いという結果がでたそうです。
音楽を聴きながらの作業すると、記憶したり記憶を呼び起こす妨げになるらしいのです。

不安です…
手術医が手術中に音楽かけてノリノリで手術なんて。
そのせいでしょうかね、たまにニュースできく、”手術の際に体の中に手術器具やスポンジなどを入れたまま縫合してしまった”というような医療ミスがあるのは。
ビートが早すぎて、ついつい縫合する手もリズミカルに動いてしまうのかもしれません。
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Turn the music down, doctor! Background noise during operations found to be causing serious communication problems between medical staff
http://www.dailymail.co.uk/news/article-3185526/Noise-operations-causing-doctors-communication-problems.html