テック企業のCEOがトレイラーハウスに移り住む

アメリカで靴や洋服のオンライン販売を手掛けるオンライン小売大手のザッポス(Zappos、日本では事業展開していない)。
2009年にアマゾンがザッポスを同社史上最高の約1500億円で買収して日本でも話題を呼びました。
買収後もザッポスのCEOとして君臨するトニー・シェイ氏は900億円以上の資産を持つにも関わらず、これまで住んでいた豪華マンションから、ラスベガスのトレーラーパークの一角のトレーラーハウスに移り住んだそうなのです。

なぜトレーラーハウスなのか、そして、なぜラスベガスなのか。
トニー・シェイ氏は、もともと大富豪なのにその質素な暮らしぶりで知られていたそうなのですが、おそよ18平米(約12畳分)の大きさのトレーラーハウスにはキッチンとベッドルーム、小さなシャワールームがあるだけで、リビングもソファもないとのこと。
トレーラーパークの住人たちの共有スペースがシェイ氏のリビングルーム。
そこで新しい人との出会いがあり、新しいアイデアを交換したり、とても刺激があって魅力なんだそうです。

氏は私費450億円ほどを『ラスベガス・ダウンタウンプロジェクト』とよばれる、ラスベガス旧市街を再開発・再生させようという試みに投資しています。
カジノで潤っているため法人税も個人所得税もないラスベガスは、大型カジノホテルなどが立ち並びカジノ・観光で潤うストリップ地区と、かつては賑わったが今は廃れてしまったダウンタウン地区(旧市街)にわかれていますが、シェイ氏が目をつけたのは旧市街エリア。
ザッポの本社をサンフランシスコからラスベガスへあっさり移し、この旧市街を、地域行政とベンチャー企業が協力して地域社会を豊かでクリエイティブな街”第二のシリコンバレー”を築こうとしているのです。

シェイ氏が住むトレーラーパークも、それらの投資の一部で、氏の所有。
どれほどの若き企業家やベンチャー企業を呼び寄せられるか、トニー・シェイ氏の”町おこし”の今後に注目です。
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Tech CEO worth $820million lives with his pet alpaca in a tiny Airstream caravan at Las Vegas trailer park called ‘Llamapolis’
http://www.dailymail.co.uk/news/article-3167130/Zappos-CEO-Tony-Hsieh-cushy-net-worth-820-million-opts-live-trailer-park-instead-mansion.html