ある小さな町は、ビールの飲み放題の泉を作ろうとしています。
ローマやネクロポリスにほど近いスロバニアの小さな町、ネストレッドは「地獄」と呼ばれる洞窟を訪問できることで有名なのと、ヨーロッパ初のビールが作られたことでも知られています。
そして「グリーン・ゴールドの谷」としても知られていて、ビールの供給源となるホップの産地でもあります。BBCによるとこの町では無料ビールを出すことが市議会で決定しました。
通常でもこの町では3杯のマグカップサイズのビールを記念カップに注いで6ユーロという破格で提供していました。今後はビール好きの観光客を誘致することに加えて、観光客は支払いを気にすることなく好きなだけ飲める様にするのです。
表面的には、少なくとも、これは観光客を誘致する確実な方法のように思えますが、スロベニアのビール噴水の発表は既にクロアチアとセルビアのメディアで物議を醸し出しています。
スロベニアでの無料ビールの噴水計画は、反対がなかったわけではありません。噴水には約34万ユーロの投資が必要であり、市議会が4878の住民の納税額のうち14万ユーロ投資し、残りは民間の寄付を募ります。
プロジェクトを廃止しようとする臨時市議会がもたらされましたが、最終的には可決されました。市長は「決して安くはない泉ではあるが。開発ププジェクトとして観光商品は必要なのです」と地元メディアに語りました。