イタリアの2大スパークリングワイン、その違いとは?
イタリアには2つのスパークリングワインがあります。どちらも白ワインに属し、どちらにも泡があります。皆さんはこのプロセッコとフランチャコルタの違いをご存知でしょうか?
まずは3つの基本的な違いがあります。
1つ目はブドウが栽培されている領域です。(各々の土壌におけるミネラル成分の配合や日光の割合に差異があります)
2つ目はぶどうの種類も違います。
最も重要になりますが3つ目は泡を作るために使用される方法です。フランチャコルタはクラッシックな方法が採用されていて、18ヶ月間瓶内発酵しています。それから瓶を開けて余分な酵母を取り除くという作業を行います。その後ドライワインに仕上げるためにリキュールを追加しています。
プロセッコは、マルティノッティ方法と呼ばれ、瓶詰めの前に最低でも30日間、オートクレーブと呼ばれる気密バットを使用しています。
簡単にってしまうとプロセッコの方がフランチャコルタよりも若いワインと言えます。フランチャコルタには約2年の歳月の発酵期間がありますが、プロセッコにはありません。プロセッコは素早くつくられ、迅速に消費されます。一方フランチャコルタはゆっくりと長い期間をかけて作られ、その期間は2年以上にも及び、長い時にはそれ以上にもなります。
この違った期間をかけて作った成果が価格と品質の違いを生むのです。